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下肢静脈瘤の治療

治療は症状に合わせて行いますが、手術をしない治療と手術との二つに分けることができます。
比較的軽症の場合は弾性ストッキングの着用や生活習慣の改善といった保存療法や硬化剤を静脈内に注入して固める方法です。手術は局所麻酔でできる結紮術と一般に全身麻酔で行うストリッピングがあります。当院では全身麻酔ができませんので、結紮術までの治療を行います。
それぞれの治療法をもう少し詳しく説明しましょう。

保存療法(弾性ストッキング)

弾性ストッキング静脈血のうっ血を防ぐために弾性ストッキングを着用します。ハイソックスタイプ、ストッキングタイプ、パンストタイプのものがありますが、およそ40気圧の強いものを用います。
生活習慣の改善としては、長時間たったままや腰をかけたままの姿勢をしないようにしたり、同じ姿勢のときは足踏みをしたり、足をマッサージしたりします。寝るときは足を少し高くしたり、また足や膝に負担をかけないよう太りすぎに注意します。

硬化療法

硬化療法
拡張した静脈に硬化剤を注入して血管を固めてしまう方法で、静脈瘤は目立たなくなります。まれに注入した部位が硬くなったり、色素沈着を起こすことがありますが、徐々に軽快します。

結紮術

結紮術
手術前日に血管エコー検査を行い、逆流の強い血管を調べます。当日は午後からの手術になりますが、昼食は軽く摂っていただいて結構です。局所麻酔下に結紮しますが、通常は5、6箇所で、一箇所に約10分ほどかかります。日帰り手術ですので、日常生活はいつもどおりにしていただけます。術後の痛みや感染防御のため数日間抗生剤と消炎剤を内服していただきます。

ストリッピング

ストリッピング
静脈瘤の程度がひどく、静脈の拡張が強いものに対しては、いたんだ静脈そのものを抜去する必要があります。これは通常は全身麻酔で行います。当院では行いませんので、必要に応じて他院を紹介させていただきます。


専門科目

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村山医院

循環器内科・外科・血管外科

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